8.マーケティングミックス

 以上のような全社戦略・マーケティング戦略のフレームワークを行き来する中で全社戦略・マーケティング戦略のあるべき姿をまとめ上げる事となります。マーケティングミックスはまとめあげた全社戦略・マーケティング戦略から望ましい結果を出すために最適な事業要素の組み合わせを分析及び策定するため有効に利用できるフレームワークであり、売り手視点による「4P理論」と買い手視点による「4C理論」があります。

4P理論を図で表すと以下のようになります。

 4PはProduct(製品)・Place( 流通)・Price(価格)・Promotion(広告)の視点から、 売り手側の視点で「何を」「どこで」「いくらで」「どのように」販売するのが最もベストか、を見つけ出し、事業の在り方・販売方法の実行計画とするものです。

 

 他方で、4C理論を図で表すと以下のようになります。

 4CはCustomer value(顧客価値)・Customer cost(顧客コスト)・Convenience(利便性)・Communication(コミュニケーション)の視点から、買い手側の視点で「どんな価値を」「いくらで」「どんな利便性があり」「どんなコミュニュケーション方法がある中で」買う事ができるか、についてベストの形を見つけ事業の在り方・販売方法の実行計画とするものです。

 

 望ましい結果を出すためには、売り手市場においては4P理論が、買い手市場においては4C理論が重要度を増しますが、中小事業主様のマーケティングミックスに際しては、際立った強みを持つ特殊な事業者様を除きましては一般的に4Cをよく十分検討した上で4Pを構築していく事が評判及び顧客満足と信用を生み出す事業展開につながるものと考える事ができます。4Cの検討におきましては特に小ささを活かしたローコスト運営による低価格化や少人数がゆえに可能な意志統一による独特の価値構築や利便性の構築、経営者様・経営幹部様がソーシャルネットワーキングサービスをふんだんに活用したコミュニケーション方途を構築する事でのwebコミュニケーション面における圧倒的な競争優位性の構築を客観視点からよく検討していく事等により、売れる可能性を飛躍的に高める事ができるでしょう。

 

 経営戦略概論で挙げた養鶏業の株式会社Aを題材にした場合、養鶏業に関してはとりあえず現状維持と考慮致しまして、レストラン経営では付近にレストランが多い事や必ずしも養鶏が主産業である土地というわけではないため養鶏自体は付近のブランドではない事から買い手市場という事ができます。このため買い手視点での4Cを上手に設定つつ4Pの方もうまく設定されるよう考慮し行う事が成功ポイントという事ができます。この場合には自社養鶏ブランドはさりげなくアピールするようにし観光地としての人気を上昇させている近辺への観光客へ提供できる情報価値やコミュニケーション方途の設定を重視する中でレストラン経営とうまく結び付けていくと顧客視点から「行きたいレストラン」という評価を受けやすい形になるでしょう。さらにお店のセンスが良く生まれたての新鮮な卵を使用したオムライスも美味しければ評判のお店となり大きな人気を生み出す可能性も秘めているといえるでしょう。

 

 以上のように全社戦略・マーケティング戦略構築を通し事業展開していく事によりそれらをあいまいな状態で事業展開を進めていくよりも望ましい将来像を獲得できる可能性が高まります。サイト運営者経営情報コンサルタンツの経営戦略アドバイザーサービスにおきましては必要に応じ適宜、当サイト内容以外の情報提供・アドバイスも行って参ります。